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  • 06/07/06:41

01.27.22:43

MAD

学校ではもちろんいわゆる教科書どおりのきれいな、それはきれいなロシア語を勉強しているわけですが、日常生活で使われている言葉っていうのは必ずしも教科書どおりではないし、というかそうじゃない場合のほうが多いくらいです。

特に、学校では絶対に学ぶことができないのはMAD。ロシア語にはMADが無数にあり、また今まさに無数に生まれ続けているので、外国人の私にはとても追いつくことができませんが、追いついている場合でもありませんが、それでも文化を理解するためにもある程度の一般常識的MATは知っておくべきだと思っています。


ということで、最近、ロシア人の友達がMAD講座を開いてくれましたので、そのほんの一例を日本語訳と共にここに書き記しておきます。因みに、下記の言葉には、存在はしているが実際には汚すぎて絶対に使ってはいけない言葉も多々含まれています。

Матерные Слова (マッド言葉)

Ругаться матом (マッドでしゃべる、ののしる)

Хуй (フイ、ちんこ)

Пошёл на хуй (パショール ナ フイ! 失せろ)

Хуёво (フヨーバ →意味わすれたが最強に酷い言葉。笑)

Ебать, Ебаться (イェバーチ ヤる)

Уёбок (ウヨーバク これも意味忘れたが最強に酷い言葉の一つw)

Пизда (ピーズダ 売春婦 最強に酷い言葉の一つ、この言葉をみるのもいやだという人もいた)

Блядь (ブリャージ 売春婦、ビッチ → みんな結構使ってるw)

Мудак (ムダーク チンカスレベルの男 ※訳せない・・ )


ロシア語は世界的にみてもこういったスラングの多い言語らしく、理由のひとつには、ロシア語の単語は接頭辞の種類が豊富で基幹部とパズルのようにいくらでも組み合わせることができるというのが考えられますが、翻って日本語にはなんでこういった言葉がないんでしょうか。ヨーロッパ言語特有のものなんでしょうか。アジア系の言語にはないのかな?


日本語で、何か人のことを罵ってください、と言われても、なんて言ったらいいか困りますよね。「淫売の息子!!」とか言われても、あまりグサっとこないですよね笑


誰か知ってる人いたら教えてください。

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01.17.04:49

ロシア人とモスクヴィチ

先週金曜日はモスクワ郊外のホテルで会社の同僚の方々と新年パーティーでした(因みにロシアでは旧正月を1月14日に祝います)。

しかしあれだけ浴びるほどウォッカを飲んだのは久しぶりで土曜日の朝は廃人のようになってました。笑 

さて、ロシア人と話していて私の彼女の話になったときのこと。

私は最初、「ロシア人の彼女がいます」

という言い方をしたのですが、出身がバシコルトスタンだとしった途端、

「それはロシア人じゃないじゃん、バシキール人じゃん」

と言われました。

もちろん、バシコルトスタン共和国から来たバシキール人だというのは百も承知なわけですが、我々日本人にとってはロシア人はロシア人です。

ここで考えるべきは「ロシア人」という概念です。


あるおばさんはこういいました。

「なんであなたロシア人と付き合わないの?こんなにモスクワにはロシア人がいるのに。宗教も言語も性格も全然違うのよバシキール人は。ちょっとあなたが心配よ。その子はいつモスクワに来たの?え、去年?なんで来たの?仕事がないから?ほらそうでしょう?あなた、もしかしたら彼女はお金に目がくらんで付き合ってるのかもしれないわよ、気をつけなさい」


モスクワっ子のことをロシア語では「モスクヴィチ」といいますが、モスクヴィチは地方のロシア人のことを猛烈にディスります。まるで自分たちが本当のロシア人であると主張するかのように。

これは、東京人が埼玉ディスるとか田舎を小ばかにするような話のレベルではもちろんなくて、いうなれば「あいつらは日本人じゃないからね。日本国籍持ってるけど」というようなもの。


(因みに、ペテルブルクのことはロシア2大都市の一方という意味でバカにしています。ぺテルの人はぺテルのことを「ロシア文化の中心です!」というのに対し、モスクワの人は「あれはネヴァ川沿いに立てられたイタリア村」とディスります。笑)


さて話を戻しまして、では、そんなことを仰る、彼らの考えるところの「ロシア人」とは何か。それはエスニックグループでいうなら、「スラブ系民族」、もしくはそれっぽく見える人ということになるかと思います。(かつモスクワ出身なら真のロシア人ということになるでしょうかw)


しかしです、ここで、「それっぽく見える人」と言ったのは、結局彼ら自身、ロシア人が何者であるかをわかっていないのです。
タタール人の侵入やモスクワ以東の入植で、ロシアは歴史的に外部からの血が頻繁に入ってきていたので、我輩はロシア人だと主張するモスクヴィチの中にもかなり見た目の違いがあるわけです。「多かれ少なかれロシア人にはタタール人の血が入っている」という言葉があるくらいです。


なので、実際には「ロシア人」というのはエスニックグループの概念ではひとくくりにできず、ロシア国籍を持っている人(かつロシアに定住している人)という定義になるのかと思います。まぁ、もちろんモスクヴィチもそれは頭では理解していますが、異なる文化コミュニティーと容姿を持つ地方の人間をロシア人とは呼びたくないようです。
因みにですが、逆にうちの彼女は自分のことを「ロシア人」と呼ばれるのを好みません。それは、ただ捻くれてそう言ってるだけなのか、自分がバシキール人だということを主張したいからなのかは定かではありませんが・・


さらに言えば、「モスクヴィチ」も一体どこからそう呼んでいいのかはっきり決まってません。ある教授はこう言っていました。


「私は確かにモスクワで生まれたよ。でも、モスクヴィチと呼んでいいだろうか。おそらく、ニェト(いいえ)だ。なぜなら、私の母はトゥベーリ(モスクワ近郊都市)出身だからだ。トゥベーリはかつてロシアの首都になりそこねた歴史があり、今でもそこに住む人たちの中には自分たちがロシア文化の中心だと考える者も多い。そんな都市出身の母をもつ私がモスクヴィチと言えるか。ニェト、だ」

さらに言えば、モスクワで生まれた韓国系ロシア人2世3世、中央アジア系ロシア人2世3世はモスクヴィチと呼んでいいのでしょうか。おそらく、上述の方々は認めてくれないでしょう。


さて、書くのがめんどくさくなってきましたww このように複雑な都市間、民族間感情が今日のロシアを形作っているわけですね、という強引な一行のまとめで終わりますw 






12.23.04:14

ヒュンダイ

今日は色々とうまいこと物事が進んだ日だった。

さて、この前のモスクワ国際関係大でのプレゼンについて書こうかと思いますが、疲れすぎているので次回にします。

今日はひょんなことからヒュンダイのCIS部長(なんか宴会部長みたいな言い方してごめんなさい)のレクチャーを聞く機会があって大変興味深かった。が、あまり内容は理解していないw

質問タイムに質問してみたが、その回答にいたっては5パーセントくらいしかわからなかったww


精進します。

12.09.02:30

выражение

ロシア人と付き合い始めてから早くも色んな発見がありますが、中でもカルチャーショック(いい意味で)だったのは、彼氏彼女の呼称のバリエーションです。

いくつか直訳と共に列挙しますと、

・моя радость(私の喜び)

・мой сладкий(私の甘いの)

・мой любимый(私の愛する人)

・мое солнышко(私の太陽)

等。

これらは全て、単に恋人を呼ぶ際の言い回しなので、ロシア人は直訳的な意味で受け取っていないのでしょうが、最初言われたときはちょっと驚きました。

「やあ、私の喜び。今何してる?」

「やあ。あなたの喜び、今友達と飲んでます」


こういう会話をしてます。おかしいよねww でも、大分なれました。そして彼女に対してもそんな表現が使えるようになってきている自分に酔っているところです。笑

あと、メールや電話の締めくくりで必ず、целую と言います。

kiss you の意ですが、これもびっくりでした。

「またね、キスします」

「うん、またね、はいキスします」


これも日本語訳するとおかしいですが、不思議と外国語だとさほど恥ずかしくないものです。欧米系の言語ってみんなこうなのかな?


こういう表現の違いからも、いかに日本がハイコンテクスト文化であるかがわかります。一方で、欧米のようなローコンテクスト文化においては、恋愛に限らず色んな場面で何を考えているのかを口に出して示す必要があるものと感じています。


もしかしたら以前にも書いたかもしれませんが、最近悩んでいるのは、日本人たるもの日本人であるべき、と思うのと同時に、ロシアに住んでいる以上、上記のようなローコンテクスト文化を受け入れそれに順応していくことがコミュニケーションを円滑に進めるうえで必要になってくる、つまりある程度「現地人化」する必要性を感じているという、このどちらにも踏ん切りがつかない状態です。


別にアイデンティティー云々の話を持ち出すほど大げさなことではないかもしれませんが、日本人らしい日本人とロシア人らしい日本人、この二つの側面を持つことができるのだろうか、そして持つ必要があるのだろうかという悩みは少し続きそうな気がします。

11.24.17:19

今を生きる言葉を学ぶということ。

先週末はモスクワで日本の現代文化を紹介する大規模なお祭りがありました。

もちろん足を運んだわけですが、蓋を開けたらコスプレイヤーたちに会場が占拠されていました笑 下の写真に写っている小太りの女にやたら絡まれたんですが、格好もさることながら、もうしゃべり方もしぐさもロリータそのもの!(って本物のロリータがどんなのかは知らない) 

ちょっとおれが言葉を発しただけで

「きゃあああああああああああああああああああああああああああ


ロシア語勉強してますと言っただけで、


「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ


おまえ会話にならんがな


一緒に来ていた彼氏に「この人どしたの」と聞いたら

「君がチャーミングだから恥ずかしがっているのさ!」


いやいやwwww ロリータ演技乙でーす


もちろんロリータだけでなく様々なアニメのキャラクターに扮した人たちがいて(てかもはやアニメ関係ないんじゃないかと思われる姿も)、会場は異様な空気でした。笑


このお祭りに行ってみて初めて知ったのですが、日本語がロシア語化した単語が実はかなりあるみたいです。

その代表例が、「カワイイヌィ」。 そのまんま、日本語の形容詞「かわいい」の意味で、ロシア語は語尾がめちゃくちゃ活用するので、「カワイイナヤ」とか「カワイイニェバ」とか「カワイイヌィフ」とかなるんでしょう。

これは、もうアニオタだけではなく若い世代なら誰でも知ってるとのこと。結構衝撃でした。他にも、「がんばる」がロシア語化した「ガンバリーチ」などもあります。これらの単語は、モスクワにこなければ知ることはなかったでしょう。

アニオタの方々限定で言えば、あるロシア人の友人、の友人の調査によると、150個ほどの日本語がすでにロシア語化されているとのことです。ただただ、すごいね、このサブカルの影響力。笑


場面は全く変わりますが、昨日ロシア人とカフェで勉強していたときのこと。

この人には、ロシア語の素朴な疑問をぶつけることにしているのですが、昨日聞いたのは「コーンチチ」と「ザコーンチチ」。 どちらも、単語帳(母校の教授著)には「~を終える」とあります。形としても、「ザ」がつくかつかないかだけの違いなので。

これまでなんとなく「ザ」がつくほうをよく聞いていた印象はありましたが、どんな使い分け方をするのか聞いてみました。

彼女いわく、「コーンチチ」は今の世代においてはセックスで「イった」時にしか使わない、とのこと。





ただ、一昔前までは、コーンチチを普通に「~を終える」という意味で使っていたみたいで、この前、彼女のおばあさんが遠方に住む孫と電話で話していて、孫が大学のテストを優秀な成績で終えたという話題を話しているときに、

「あんたすごいわねぇよくそんな成績でイったねぇいつイったのひゃひゃ」


と祖母が言っているのを聞いてとても恥ずかしくなったとのことでした。

これも、モスクワにこなければわからなかったことです。


上記のような発見があったことで、やはり我々は、今を生きる言葉を学ばなければならないと感じました。仕事で、「ヒデ、あれ終わったか?」 「す、すいません、イ、イきそうです!!!」

なんてことがないためにも。

もちろん、しっかり基礎は固めた上で、活き活きしたロシア語を話すことができれば、きっとロシア人ともっと近づけるんじゃないかな、と思いました。