06.19.09:24
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05.29.01:15
ヒットエンドラン
どちらが短針で、どちらが長針なのか…
最近ウイイレのやりすぎで視力低下にターボがかかっていたおれの目は、ましてや目覚めて3秒後のおれの目は、情報を脳に伝達するのに若干の時間を要した。
布団の中から、懸命に目をこらした。
12時53分。望まない情報だった。
バイトの集合時間。13時。そうね、やっぱり11時じゃないよね、だよね、おっけわかった、
ヒットエンド
ラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
シャーシャーシャーシャー(チャリをこぐ音)シャーシャーシャーシャー(チャリをこぐ音)
プルルルル「もしもし」
「あ!フルキャストです~到着の連絡がなかったもので!もう現場ですか?」
「はいそうです!失礼します!」
シャーシャーシャーシャー(チャリをこぐ音)シャーシャーシャーシャー(チャリをこぐ音)
キキキー(到着)
「うぇ、おおお、おえーすいません遅れました!!!」
13時ちょうどだった。7分前にフルチンだった男は、半袖綿パン姿で倉庫の中にいた。
バイトはおれ以外に1人だけだった。
20代後半の、明らかに、10年前に家庭科の教科書の、衣服の章の「現代のファッション」にモデルとして載っているのを見たことがある、気がする感じの、何一つ特徴がない、すでに顔を覚えていないが、そんな男性だった。
因みに彼は、今月だけでなんと15回もフルキャストで仕事しているらしい。これで生計を立てているのか…
現場のおっちゃんの指導により、仕事が始まった。
どこにでもあるようなロッカー十数台と、どこにでもあるようなキャビネット十数台の清掃及びトラックへの積み込みだった。
これほどまでにつまらない仕事がこの世にあるのかと、びっくりするぐらい、本当につまらなかった。小島よしおのトーク級につまらなかった。
無駄に体力が奪われていく感じがした。
19時30分。仕事が終わって帰宅した。
雑巾かけすぎて、腕が痛い。
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