06.16.18:45
[PR]
05.13.03:13
草津、軽井沢
大学生ほど暇な生き物は存在しえない。
昨日、それを再確認した。
パナソニックの最終面接に寝坊し、その日の予定が何もなくなり呆然としていたおれのところに、一通のメールが舞い込んできた。
「明日、どっか行かない?」
おれはこう答えた。
「今日の夜から明日にかけて、どっかいかない?」
2人は悩んだ結果、車で草津に行き、早朝に温泉に入って帰ってこようという結論にたどり着いた。
集まったさーもー(猛者)たちは、おれを入れて4人。男3人、女1人というメンバーだ。
22時30分。ついに、4人の暇人たちを乗せた日産ノートは、群馬へ向けて出発したのだった。
埼玉を通ったとき、前にチャリで来た和光市を通った。何かの運命を感じた。
群馬に近づくにつれ、田舎度は急上昇していった。車通りもほとんどない。
ふと、空を見た。満天の星空が、暇人たちの頭上に広がっていた。そして、おれは初めて流れ星を見た。
東京では、あれほどの星を見ることは不可能だ。空が、明るすぎるからだ。
本当は、東京の上にも同じ星空が広がっているのに。
何分かでもいいから、月に1回くらい、一斉に街の明かりを全て消して星を眺める時間を作ってみてもいいんじゃないか、とか思った。
さて。おれは群馬の山中で、免許取得から約1年経って初めて、車を運転した。
CDプレーヤーからかかってきた、おれの大好きな曲「it's so hard to say goodbye to yesterday」に反応し、
「いいよねぇ~」とかいいながら口ずさむ余裕を見せていたが、実は手に汗がにじんでいた。しかし、おれに運転を任せてしまった他の3人も緊張していたに違いない。
そんなこんなで、夜明け前に草津についた。道が狭い。硫黄臭い。クソ寒い。
車の中で、温泉が開くまで寝ようということになったが、周囲の音が何もなく、完全に無音状態で、逆に寝られない。
やっぱりというか、「ぷぅーー」とか言い出す者もいたため、そいつと一緒に温泉がわき出ている近くに降りて行って、足湯をした。
彼は、自分の大好きなデジカメちゃんにも温かい思いをさせてやろうと思ったのか、それとも事故かはわからないが、カメラを湯にひたしてしまい、それは使えなくなった。
朝7時。温泉が開いた。
脱衣場には誰もいない。
扉を開けた。プールのような広さの温泉が、眼前に広がっていた。外気が非常に冷たかったこともあり、白目をむいちゃうくらいお湯が気持ちよかった。
ジャパン最高!!!!!!!
そして、調子に乗った暇人たちの足は、計画には無かった軽井沢へ向いていた。
途中、あと2年もたないだろうと思われる、牧場型テーマパークに寄った。
ヤギと遊んでみた。
ヤギは、わりと頭が悪いということがわかった。
軽井沢に着いてしばし散策したあと、天丼屋に入った。
店内は、老老男女で賑わっていた。
大して可愛くもない看板娘を「おれ、好き」とかいう変態息子がいた。
飯を食った後、商店街をうろうろして帰路についた。
約12時間も運転してくれた友達に感謝したい。ありがとう。
- トラックバックURLはこちら